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帰省の目的

3年振りに、帰省しよう、と考えた理由。

 

それは 4月のテニス部の同期会翌日に 大学時代のお友達に会いに行った時の会話がきっかけだった。

 

私達も良い歳になり、親の介護 の話がよく出てくるように。

 

すでに 両親とも他界されたという話もちらほら。

 

そんな中、歳を重ねていけば 多少なりとも認知症が心配になってくるよね、と。

 

色々理解が出来なくなった後では もう遅いよ。動くなら今!とアドバイスを貰って、ようやく真剣に考えるようになった。

 

私の両親は熟年離婚していて、現在 それぞれ一人暮らしをしていて。

 

私が帰省する時は、母が住んでる祖母の家で寝泊まりしている。

 

母は元気でハツラツとしていて、私はこの歳になっても 未だ甘えさせて貰っている。(感謝!)

 

父は実家に1人で住んでいるが、家のいろんな箇所にガタが来てるのに 昔からお金を使いたくない性分なので、修理改善せずそのまま。

 

申し訳ないけど、私の実家なのに ここで寝泊まりは絶対無理。。

 

そんな両親の今後のことや 私が育った実家をどうするのか?みたいな話を、今の時点で まだ考えたくない、もう少し先で良いってのが本音だった。

 

それに、なんだか話を切り出しにくくて ついつい先延ばしにしていた。

 

でも そんなことを言ってる場合じゃないんだ、と 今回 ようやく重い腰をあげて帰省を決めた。

 

想定外だったのは、ここ2〜3ヶ月の父の行動に対して おばさんから、もう手に負えない。。と連絡があったこと。

 

私も 仕事やすでに決まっている予定もあったので、本当なら 自分が予定していた期間に帰省したかったけど、今思えば 予定を早めて正解だったと思う。

 

帰省した当日には、早速 今回帰省した目的 の参考になる本を購入。

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帰省すると 家事をしなくても良かったので読み進めていたが、父のある出来事をきっかけに ストップ。

 

今でも 続きを読んでいない。読む気になれない。もう少ししたら、また読もう。

 

 

 

帰省してる1週間の間に、色々あり過ぎた。

 

そんな中 地元の同級生が役場に勤めてることもあり、父のケアマネに会って話がしたいと相談すると 間に入って手配してくれたお陰でスムーズにことが運んだ。(友達に感謝!)

 

平日には、銀行、病院、警察署などに 色々相談や手続きなど。

 

1番手こずったのは 父の免許返納のこと。

 

警察署に 私1人で行き、相談もした。

 

今までの 勝手な警察官のイメージと全く違って、とても親身になって相談にのってくれ ありがたかった。(私の味方だと思えて嬉しかった)

 

私から出向いたことに関して、お礼も言われたほど。(これには 正直びっくり)

 

家族と連絡が取れない独居老人が、田舎には沢山いるらしい。

 

相談にのってくれた警察官お2人が とても心配してくれていて、まめに連絡を取りあったり。

 

とにかく 父は昔から言いだしたら聞かない頑固な人だったけど、今回の帰省でのやりとりは 口論にはならないけど 延々と堂々巡りで、いい加減 頭に来てしまって。

 

自分の親に 怒鳴り散らしたり、叩いたり、挙句の果てには 感情が昂って泣いてしまったり。

 

おばさん2人も泣いていた。

 

本人だけはケロリとしていて、周りはみんな辛いんだ。(本人も辛いんだろうか?)

 

いくら理解できない人に説明したって、無理なものは無理。

 

じゃあ 後は何が出来るのか。。?

 

残るは 主治医への相談しか 期待するものはなかった。

 

3日(月)、ケアマネとおばさん2人と私で主治医の元へ。

 

初めて会う主治医は 見るからに温和そう。

 

私が知らなかった 最近の父の行動などはおばさんから先に説明してもらい、

 

主治医から私に尋ねられたことは、父についての色々を 若い頃に遡って聞かせて欲しいと言われたので答えた。

 

昔の記憶を辿って 話しているうちに、何故だか涙が込み上げてきて。

 

嗚咽混じりで話す私が口にした内容を 主治医は頷きながらメモをとり、じっくり聞いてくれた。

 

主治医に色々吐き出したことで、改めて 父のことを冷静に考えれるようになった気がする。

 

父を責め立て 叩いたりしたことも、後になって後悔。。

 

私に関しても、この日 父の主治医に会いに行って良かったと思えた。

 

なかなか帰省しない私のことも責めなかったし(何より そう簡単には帰省出来ないぐらい遠いし)

 

父の起こした出来事について、ある人から言われてショックだった発言の内容を話した時にも、それは相手が間違っている!ときっぱり言ってくれた。

 

その言葉に、私は救われた。

 

ずーっと そのことが気にかかっていたので、この言葉のお陰で もう自分を責めなくても良いんだ、と 気持ちが軽くなった。

 

これからの父のことに関しても、色々と方針を提案してくれ 話が良い方向へ進んで行く兆しがようやく見えてきた。

 

それに 父のお金の管理のこと、免許のことも とりあえずクリア出来た。

 

まだまだ心配事は山盛りあるけど 主治医からも励まして貰って 気持ちも楽になったせいか?、この日 数日ぶりに 夜 ぐっすり眠れた。

 

 

 

 

本当は翌日の4日に田舎を後にする予定だったけど、1日伸ばして もう少しやれることはやって帰ろうと。

 

で、新しい方針に関しての手続きなど 私のサインが必要だったので スムーズに進めることが出来一安心。

 

今までより 多くの方の力を借りながら 一人暮らしの父を在宅でサポートしていく体制が整い、これからがスタート、ってところか。

 

離れて暮らしてる私が出来ることは、まめに 父やおばさんに連絡をとることくらいしか出来ないけど。

 

地元にいるおばさん2人は父より年上なので、おばさん2人にも負担が過度にかからないように と心配している。

 

でも 一旦地元を離れてしまうと、父がどういう生活を送ってるのか?が目に見える訳じゃないので そこまで常に心配することは無くなっている。

 

近くで面倒をみてくれている おばさん達の方が、きっと 心配でたまらないのかもしれないな。。

 

 

 

 

 

今回の3年振りの帰省は、不安や心配で気分がどんよりでの帰省だった。

 

でも 次回帰省する時には、主治医が言ってくれた 『 帰省するのが楽しみになるように みんなで頑張っていきましょう!』が叶えられると良いな。