11月8日(土) 晴れ (5~15℃)
今の私に完走出来るのか?ほんとにほんとに心配だった イベント当日がやってきた。
イベント名は、The HIGUS 2025 ☆

↑(ACCELてんちょ カツさんのストラバ写真から拝借)
サイクルパンチ店(ACCEL、自転車道、TWO CYCLE)企画運営の山岳イベント。
ゲストに 群馬グリフィンレーシングチーム所属の小山貴大選手に、富士ヒル2連覇でGachinko Cycle TV特派員の三島雅世選手。
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服装 : 裏起毛ジャージ、ジオラインL.W、裏起毛ビブタイツ、メリノソックス、トウカバー+薄手シューズカバー、長指グローブ+インナーグローブ、覆面。(ポッケにウインブレ)
・ 今回は 久しぶりにチョイスに悩んだが、のんびりペースで走るのと新野峠後の長い下りに備えてウインブレを持っていけば大丈夫かな?と ちょっと暖かいものをチョイスした。
ただいきなり上るのが分かっていたので、肌寒かったけど ウインブレは着ずにスタートして予想通りちょうど良かった。
下りや上りの度に いちいち脱ぎ着するのが面倒くさくて、結局 ウインブレ着ずに下って寒い思いをしたりしたが、一番心配していた新野峠からの長い下りでも そこまでガクブルにはならなかったので結局ウインブレ着ずに走り切ったので まあ正解だったと思う◎
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このイベントに参加しようと思った経緯は。。
☆ 6月10日からリハビリ走を開始して、調子に乗るとまたどこかを故障して しばらく自転車をお休みせざるをえなくなるのが怖くて、本当に ちょっとずつ ちょっとずつ、物足りないくらいな距離から始め、
もちろん速度も遅いし、故障していた部分に負担のかかる山方面は極力避け 身体から悲鳴があがっていないか?を慎重に観察しながら、最近 獲得標高を少しずつ増やしてきていた。
そんな頃 イベントの告知があり、絶対 今の私には無理だろうな~って思っていたが、大好きなサイクルパンチてんちょさん達や お友達にも久しぶりに会いたかった。
そこで 少しでも正規ルート(←120km、2,500m up)からハードルを落とせないか?をACCELてんちょのカツさんに相談したところ、エスケープルートを教えて貰った。
そのエスケープルートでさえ 今の私にはかなりチャレンジングだったけど、とにかく峠を4つ(前半に3つ+1つ)をクリアすれば あとはほぼ下り基調で帰って来れると聞いて、頑張ればいけるか?ってことで 参加してみたい!と思った。
エスケープルートとは、中井侍の茶畑カット、茶臼山カットの新野峠を上った後は茶禅一もカットしすべて151で戻るルート。
自分用にルートを引き直し、あらかじめガーミンに入れておいて準備は万端◎(RWGで106km、獲得標高はRWGは盛りすぎてるので不明)
カツさんからは、絶対に上りで頑張らないこと!というアドバイスを貰っていたので、単独走行を決める。
誰にもついていかない(←平坦下りも上げないつもり)、休憩は少な目(←エイドでも長居しない、トイレ休憩は前半2回、道の駅 信州新野千石平で1回を予定)で淡々と走るつもり。
イベントを楽しむより、私の中では アイサイのツール・ド・あいち グランフォンドのロングコースを走るのと同じぐらいハードルが高いので、自力で 無事に帰ってくるのが一番の目標。
不安しかないし、数日前から超キンチョーしていた私。。汗(旦那さんからも呆れられるほど 笑)
さあ、結果はどうだったか?w
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2時起床、Hip3他 念入りに筋肉をほぐしてから 4時にトランポで出発。
新東名で新城ICでおり、その後は東栄町まで下道で。
スタート地点にトイレが無いということで、心配になると何度もトイレに行きたくなる私は 新城市大野交差点にあるファミマで1回目のトイレ休憩。
スタート地点まであと7分の辺りに 公衆トイレがあることは下調べ済みなので 暗い道のりの途中、運良くその公衆トイレに気付いたので立ち寄る。
レストハウスの敷地内にあるトイレだが、照明がないみたいで まだ朝早いこともあり(5時半ぐらい?) 真っ暗で何も見えない。
正直怖かったけど スマホのライトを利用してトイレの使用に踏み切った。真っ暗闇のトイレは怖かったよ~汗
そそくさとトイレを後にし、スタート地点に着いたのは 5:46 笑(早く着き過ぎたw) 周りを見渡すと、4番目くらいの到着だったかな?
寒いし眠かったので 車内で6時まで仮眠zzz
仮眠後は、てんちょさん達や久しぶりのお友達にご挨拶など。
受付を済ませると、イベント参加の目印を サドルレールに固定して ↓

手首には、自分に割り振られたナンバーが書かれた紙リングを装着。(自分で付けれなかったのでTこさんにお願いしちゃった♪)
スタートまでにまだ時間があったので もう一回トイレに行ってきた 苦笑(東栄町役場)
スタート前に 軽く説明があり、

7時過ぎにいよいよスタート~ カメさん走行な私は、1番にスタートした 笑
スタート後すぐに上り始めるが 思ったほど斜度はキツくなく、後ろにいた女性とお喋りしながら楽しく上っていた。
しばらくすると いよいよ斜度が上がってきたので、後続の方に先に行ってくださいよーってうながすと、次から次へとスイスイ上って行った 笑
今回イベント参加者は50名ほどで、そのうち 女性の参加者が3分の1くらいらしく(自転車イベントにしては多い♪)その女性の皆さんは 上り好きな人ばかりな気がした。
きっとイベント参加で上りが大嫌いなのは、私くらいだと思う 笑
序盤から単独走になり、後ろからくる方々をどんどん見送る 苦笑
途中で 後ろからNちゃんが声を掛けてくれて、茶禅一への上りは一緒にお喋りしながら。まだ1つ目の峠だったので なんとか話が出来ていた気がした 汗
Nちゃんのお陰で楽しく上れて、知らぬ間に茶禅一♪♪
でも誤算だったのが、ここがてっぺんかと思ったら まだまだ上りは続いていて ちょっと心が折れかかる。。
それに 腰がだんだんと痛くなり、まだ先があるのに。。って心配になってくる 汗
一つ目の峠の上りがようやく終わったところから、恐ろしいほど下る~Nちゃんは、あっという間に見えなくなりましたw
腰の痛みは上りの時だけかと思ったが、下り時も痛くて痛くて。基本 長い下りでは下ハンを握る私だが、ブラケットに持ち換えたり、腰を反らしたり丸めたり。でも 痛みは変わらず。。
長く感じた下りの後は、みどり湖に向かって平坦基調~♪
景色が良くて 何度も止まって写真を撮ろうと思ったけど、少しでも先を急ぎたかったので我慢して走る。
が、ここは撮りたいと思ったので1枚 (8:18)

紅葉が綺麗だった~♡ どうやら、第1エイド直前な場所だったみたいw
で、まもなく第1エイドに到着(8:22)カツさんが出迎えてくれた。

少し小腹が空いた感はあったけど、あまり食べられない感じ。。(←身体にダメージがある時に多い症状)
小さいどら焼きだけモグモグ。頂いたジェルは持ち帰る。
とっくのとおに到着していただろう速い人達は ゆっくりエイドを楽しんでいるようだった。私は遅い到着だったけど、まだ同じ場所にいることにちょっと安心したり 笑
この日 めずらしくトイレに行きたくてしょうがなくなることが無かったけど、この先もトイレの箇所が限られてるので 確実にトイレにも行っておく。
ササっと食べてトイレを済ませて、先に到着していたNちゃんと一緒にリスタート~
しばらくまたお喋りしながら走っていたが、2つ目の峠に差し掛かってきた辺りから Nちゃんには先に行って貰った。私には もうお喋り出来る余裕が無かった。
そして ここからが本当の単独走の始まり。
2つ目の峠もキツかった。。
あまりにも腰の痛みに耐えられなかったので、この後は何度も 斜度が緩んだ箇所でバイクから降り、腰を伸ばしたり曲げたりして痛みをリセットしながらてっぺんを目指した。
何度も止まってそんなことしてる間に、何人にも抜かされ そろそろ最後尾かも?って心配になったくらい 苦笑
そんな調子で なんとかてっぺんから下りへ~
車がすれ違えないくらいの細い道だったので 慎重に下っていたが、ダンプが2台連なって上ってくるタイミングが2回あり クラクションを大きな音で鳴らされるのが怖かった。
でも クラクションが聞こえたお陰で あらかじめ減速出来たので良かったのかもしれないが、実際 すれ違う時は道幅が狭すぎて、端に避けて止まっていても ダンプに轢かれるんじゃないかと正直怖かった。
ある意味怖かった下りの後、気が付いたら突然 第2エイドが目の前にw(10:01)I村てんちょが出迎えてくれた。

食べれるものがなく(←何も喉を通らない感じ。。汗)、これならいけそうかも?ってことで たぶん最後の1本だったバナナをもぐもぐ。I村さんが配っていたチョコも食べたかな?
順番を待ってトイレから出てみると、さっきまで沢山いたのに みんなスタートしてていよいよ最後尾になった 汗
単独走での最後尾は本当のところ避けたかったのだけど しょうがない。気を取り直してリスタート~
ある意味 開き直ってw 途中で写真を撮ることも(10:16)

この日 初めてバイクの写真を撮る(10:21)↓

この後は もう誰にも会えないだろうと思っていると、中井侍への茶畑方面に行く為の橋で 皆さんが写真を撮る為に居た!!
せっかくなので 私も少しだけ写真を撮る(10:43)


この後 皆さんは橋を渡って 激坂の茶畑へ行くだろう。
まだ皆さんが橋の上にいる間に、私は一足先に単独で自分用に引き直したルート通り 湖岸沿いを直進する。
しばらく走っていると 右手には皆さんが上るであろう 茶畑が見えた(10:49)

実際に上らなくても 下から見るだけで満足な私 笑
湖岸沿いを4kmほど走ったら、第3エイドに到着(11:00)H口てんちょが出迎えてくれた。

ここでは おにぎりを。あと ちょっと寒かったので温かい飲みもので白湯を。
茶畑に向かった速い人達も まだ到着してなかったので、この時点で 最後尾は免れてるはず?笑(すぐ抜かれるのは分かってますけどねw)
食べ終わってH口てんちょと話していたら 速い人達がやってきたので、それと同時に急いで私は出発 笑
第3エイドからは、いきなり3つ目の峠の始まりで 11kmほどだらだらと上るらしい。カツさんいわく、この11kmが何気にしんどいんじゃないか?って。
ただ 激坂は無いらしいので、そのことだけが救い? 苦笑
418は、いきなり長~いトンネル。それも上りのトンネルなので あっという間に通り過ぎることは出来ないので 気を引き締めて走る。遅いけど。。
上り基調のこんなに長いトンネルは初めてだったかもしれない。なんとか無事通過~
その後も上る上る~ 先が長いので、無理せず今まで同様マイペースでネチネチと。
激斜はないけど 9,10%はたまに出てくるので、その度に 腰とメンタルにダメージが。。
そのうち 後ろから速い人達がトレインでやってきた。なんであんな速度で上れるのか不思議でならない 苦笑
ちょうどその時 9%の斜度で、もう嫌々 のろのろとしか上れていなかった私に『ナイスペース~!』とか『がんばって!』とか声を掛けて貰って、ただただ 上りの辛さに耐えながら単独で上ってる私にとって、凄く嬉しい言葉だった。
しばらくして またちょうど9%の斜度のタイミングで 今度はH口てんちょが やっぱり『ナイスペース~!』って励ましてくれた。嬉しかったな~。
長い長い11kmの上りの途中、腰の痛みに耐えられず 何度立ち止まって痛みを逃がしてからリスタートしたことだろう。。泣
その間に何人にも抜かされて、また最後尾が見えてきた?汗
長い上りの途中、思い出していたのは アイサイで知り合ったM野さんの言葉『漕ぎ続けてさえいれば、必ずゴールに辿り着くから!』
その言葉を頼りに、ケイデンスがいくら30台になっても 押し歩きすることなく、なんとかてっぺんまで来れた。腰、痛いよ~泣
その先は下ったらまもなく 道の駅 信州新野千石平 近くにある第4エイドだった。(12:29)カツさんが出迎えてくれた。

ここでは和菓子を2つ。あと ちくわを1本食べた。
このエイドが 時間制限を設けてるポイントだったから、茶臼山に行く人は 長居せずすぐにリスタートを促されていたが、茶臼山をカットする人はのんびりしてって良いですよ~と。
私は、茶臼山へは行かずに151で新野峠を越えて その後は下り基調でゴールへ帰る予定だったので、もっとのんびりして良かったけど トイレにも行っておきたかったので長居せずにエイドを後にし、
道の駅へ移動してトイレを済ませ~(12:44)

4つ目の峠である新野峠を目指してリスタート~
がしかし、まだ上り序盤なところで 右太もも内側がいきなり攣ってしまった。。(12:53)

頑張って上っていないはずだったけど、水分補給がうまくいってなかったかも?汗 ボトルにはまだたんまりとドリンクが残っていた。。苦笑
いざという時の漢方を飲んで だましだましペダリングしていたら、攣りが治まった?
でも しばらくしたら、今度は右足に加えて 左のハム外側が攣り始める。。それに、腰も痛くなったので 途中でやっぱりバイクから降りて腰のあたりをほぐしてからリスタートする感じで てっぺんを目指す。
この新野峠が何キロあるか?を把握してなかったので、思っていたより長く感じた。。汗(Stravaによると、3.76kmだったらしい)
が、漕いでいるとてっぺんは来る訳で、この後が もうごちそうさま!ってくらい 下って下って下りまくる~ 苦笑
下っていても腰は痛いので サドルの上で 腰をごにょごにょしながら 苦笑
うっかり 下りの途中にある第5エイドを通り過ぎるところだった。。I村てんちょに合図をして貰わなかったら通り過ぎてたかも?汗
もう早くバイクから完全に降りたかったのと、何も口に出来そうになかったので エイドでは点呼のみですぐに出発させてもらった。
『この後は ほぼ下りだよ。ゴールにはH口さんがいるからね~』とI村てんちょに言われて 絶対に無事ゴールするぞ!と改めて思った。
下りを快調に走っていると 正規ルートへの分岐にスタッフが立っていたので、私はそのまま151で帰ることを伝えてスルー。
上り返しもあると カツさんからは聞いていて、ここね~って分かるところもあったけど、距離が残り少なくなると 惰性で上れる、本当にのろのろだけど 苦笑
見覚えのある 中設楽のコンビニに出てきた時に、ようやくゴールまであと少しだ!と思えてホッとした。
で、14:25に無事ゴール~(正規ルートを走っている人達よりも だいぶ早く帰って来れたw)


うっかり心拍計のスイッチを押すのを忘れていたので、消費カロリーが盛りすぎてる感がある 苦笑
そして 下りもあったのに、Av.の遅いこと遅いこと。。汗
でも、自分の中で予想していた 14時から15時に帰って来れると良いな~通りの帰着となった。
I村てんちょの言う通り、H口てんちょが笑顔で出迎えてくれて 物凄く嬉しかった!!そして 私もつられて笑顔になれた。あと、もうバイクから降りられることにも安堵感 苦笑
ゴール後のご褒美は~ ↓

入浴券は持ち帰り、高級オイコス 実は苦手(←飲むタイプは)だったので お友達に貰って貰った。
しばらくして カツさんもエイド撤収後にゴールに戻って来て、笑顔で労ってくれ 握手までしてくれたのは 走り切った自分へのご褒美だった☆
単独での この獲得標高の今回のルートは、今の私には 物凄~くチャレンジだったので 正直イベント自体を楽しむどころではなかったかな。。汗
ただ チェックポイントを一つずつクリアし、最後まで自力で完走することだけを考えて走っていた。チェックポイントでは出迎えてくれるてんちょさんに励まされて この後も頑張ろう!って思えた。
パンクなど 何のトラブルもなく(足攣りや腰痛はあったが)走り切れたのは本当に良かった。
そして今回、痛みが出ないか気にしていた左股関節と右膝に 痛みが最後まで出なかったことは自信になった。
無理しなければ 今の私でもとりあえずは走れるんだ、って。(←マイペースだったから、痛みが出なかったのかもしれない。)
とりあえずバイクを仕舞い、着替えを軽く済ませて お友達がゴールするのを見届ける為にその場にしばらくいたが、
皆さん 笑顔で帰ってきて 楽しかったー!!って言葉を聞いていると(ストラバを見ても)、ふと気づいた。。
楽しかった、って言葉を皆さん口々に言われていたのに、私は一言も 楽しかった!って言ってなかったよな って。。
とにかく 苦しく辛い方が勝ってて、今回 私にとって これが正直な感想。
楽しかったー!って言えてる 皆さんのことを、羨ましいな~って思ったら、さっきまで達成感で満たされていたのに なんだかしょんぼり気分になってしまった 苦笑
でも 参加することに意義がある!!とH口てんちょに 受付時に言われたように、エスケープルートではあったけど 参加して無事完走出来たのだから、上出来◎と自分を褒めてあげたい 笑
サイクルパンチてんちょ(カツさん、I村さん、H口さん)、誘導のスタッフの方々、ゲストのお2人、参加者の皆様、大変お世話になりました。
自転車イベントに また参加できるなんて思ってもいなかったので、今回目標も達成でき とても充実した1日になりました。本当にありがとうございました!!